ややこしいことはどうでもいいので、ともかくローカルでメールサーバ構築をする最低限の手順でまとめています。(example.jp ドメイン)
メール転送エージェント(MTA)は主に sendmail と postfix があるけれど、postfix が簡単ということなのでこっちを利用しました。
メールアカウントは ubuntu のシステムアカウントと紐づくので、手順中に maruton アカウントを作成してメール疎通確認をしています。
最後に POP3 でメールが受信できるよう、dovecot をセットアップします。
見事、maruton@example.jp のメールをリモートのWindowsマシンで受信することができました。
hosts ファイル
/etc/hosts を編集。
# vi /etc/hosts
postfix
postfixをインストール。
# yum install postfix
設定ファイル
/etc/postfix/main.cf を下記の記述で書き換える。(既存の内容を消してしまってOK)
# vi /etc/postfix/main.cf
postfixの再起動
# systemctl restart postfix
プロセス確認
# ps aux | grep postfix
25番ポートがLISTENなのを確認
# netstat -an | grep :25メールボックスの作成
# mkdir -p ~/Maildir/{new,cur,tmp}
# mkdir -p /etc/skel/Maildir/{new,cur,tmp}
# chmod -R 700 /etc/skel/Maildir/
アカウントを作成
# adduser maruton
パスワードの設定
# passwd maruton
ユーザーのスイッチ
# su - maruton
※ここで Maildir ディレクトリができていることを確認
できてなかったら
# mkdir -p ~/Maildir/{new,cur,tmp}
メール送信テスト
mail コマンドインストール
# yum install mailx
# mail maruton@localhost
Subject: test
testtesttest
. ---> ピリオド!
メール受信確認
# su - maruton
# mail -f ~/Maildir
メールが受信できてなかったら、~/Maildir がファイルになっていないかどうかチェック
dovecot
dovecot をインストール
# yum install dovecot
設定ファイルの編集
# vi /etc/dovecot/dovecot.conf
# vi /etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf
# vi /etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf
# vi /etc/dovecot/conf.d/10-master.conf
# vi /etc/dovecot/conf.d/10-ssl.conf
dovecot を再起動
# systemctl restart dovecot
dovecot を自動起動に設定
# systemctl enable dovecot
ファイアウォールの確認
# firewall-cmd --list-all
ファイアウォールを通す
# firewall-cmd --add-service=pop3 --permanent
# firewall-cmd --add-service=pop3
# firewall-cmd --add-service=smtp --permanent
# firewall-cmd --add-service=smtp
ホストOSで受信確認
ホストOS の hosts ファイルの編集。
Thunderbird でメール受信確認
メールアドレス: maruton@example.jp
これでメールが受信できれば、完了です。
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