VMware Player を使って、CentOS 7 ~ MariaDB ~ nginx ~ PHP ~ WordPress 環境を構築します。
CentOS のインストール
VMware 環境の設定
・ハード ディスク:20GB(単一のファイル)
・メモリ:1GB
・プロセッサ:1
・ネットワーク アダプタ:NAT
GUI のセットアップは基本デフォルトのままで構成する(最小構成)。
OS起動後、ネットワークの確認
# ifconfig
IP アドレスが受信できていない。
この場合、VMware のサービスを再起動して DHCP のアドレスを再取得する。
# dhclient
これでアドレスが取得できました。
yum でアップデートを行う。
アップデートのチェック
# yum check-update
アップデートの実施
# yum update
9時間ずれの対処
VMware Tools の設定で時刻同期をオンにする。
ssh のインストール・設定
インストールされているかチェック
# yum list installed | grep ssh
→ openssh-server がインストールされていること
設定ファイルは /etc/ssh/sshd_config にあるけど、今回はそのまま。
サービスの起動
# systemctl start sshd.service
確認
# systemctl status sshd.service
ファイアウォールの確認
# firewall-cmd --list-all
→ ssh があること
これでリモートから 22番ポートにsshアクセスができます。
MariaDB のインストール
インストールされているかチェックし、インストール
# yum list installed | grep maria
→ mariadb-libs のみがインストールされている。
# yum install mariadb mariadb-server
文字コードの変更
# vi /etc/my.cnf
サービスの起動
# systemctl enable mariadb.service
# systemctl start mariadb.service
初期設定
# mysql_secure_installation
→ パスワードの設定以外はデフォルト。
データベースの作成
# mysql -u root -p
MariaDB> create database wordpress;
MariaDB> quit
nginx のインストール
インストールされているかチェックし、インストール
# yum list installed | grep nginx
→ nginx はインストールされていない。
# yum install nginx
→ nginx は yum のリポジトリにないのでそのままではインストールできない。
設定ファイルの作成
# vi /etc/yum.repos.d/nginx.repo
インストール実施
# yum --enablerepo=nginx install nginx
バージョン確認
# nginx -v
サービス起動
# service nginx start
自動起動
# systemctl enable nginx
ポートの確認
# netstat -an | grep 80
ファイアウォールの確認
# firewall-cmd --list-all
→ 80番ポートは空いていない
ファイアウォールを通す
# firewall-cmd --add-service=http --permanent
# firewall-cmd --add-service=http
両方やったら、再確認
# firewall-cmd --list-all
→ http が開いたことを確認。
PHP インストール
PHP インストール
# yum install php php-mbstring php-pear php-mysql
PHP の設定ファイルを変更
# vi /etc/php.ini
PHP-FPM インストール
# yum install php-fpm
PHP-FPM の設定ファイルを変更
# vi /etc/php-fpm.d/www.conf
nginx の設定ファイルを変更
# vi /etc/nginx/conf.d/default.conf
サービスの起動
# service php-fpm start
# service nginx restart
自動起動
# systemctl enable php-fpm
phpinfo.php の作成
# echo '<?php phpinfo(); ?>' > /usr/share/nginx/html/phpinfo.php
ブラウザから http://xxx.xxx.xxx.xxx/phpinfo.php とアクセスして、phpの情報が表示されれば成功。
WordPressのインストール
wget コマンドの準備
# yum install wget
WordPress パッケージのダウンロード
# wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
パッケージを展開
# tar -xzvf latest.tar.gz
ドキュメントルートに移動
# mv wordpress /usr/share/nginx/html/
# cd /usr/share/nginx/html
wordpress ディレクトリのアクセス権を変更
# chown -R nginx:nginx wordpress/
wp-config.php の設定
# cd /usr/share/nginx/html/wordpress
# cp -p wp-config-sample.php wp-config.php
# vi wp-config.php
ブラウザから http://xxx.xxx.xxx.xxx/wordpress/ とアクセスして、WordPress 設定画面が出れば成功です。
403エラーが出てうまく行かない場合
wordpress ディレクトリをコマンドで手動作成し、その wordpress ディレクトリ内に全てのファイル・ディレクトリをコピーしてみてください。(私がやった時、tar 展開した wordpress ディレクトリがおかしかった)
追記:
WordPressの管理画面で、パーマリンク設定を「基本」以外に設定すると、404(Page Not Found)エラーになります。
この解決法はこちら。
→ ローカルメールサーバ構築
→ WordPressでパーマリンクの設定を変更すると404エラー
→ WP Mail SMTP の送信エラー(解決)
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